日本の不登校中学生、フランスのJKになる

島国日本の彼女は移民大国フランスから何を学ぶのか

外堀を埋められる

〝語学学習〟と〝スポーツ〟

私が避けてきたこの2つ

出来たら楽しいし、
スポーツはきっと鬱病にも効果あるだろうし、

でもね、もうしんどいのよ。
記憶力も集中力も筋力も落ちてるし、
身体もカチカチやし、
とりあえず何もない日は寝てたいのよ。

日本語大好きやし、フランスで働くわけじゃないから、なんの問題も無いのよぉ〜!

…Catherineからまたお誘いメールが来る。

「やっほー!明日は気功とスパに行くよ!」

気功の前はピラティスに誘われたのだが、なかなかハードな筋トレだったから、

「卵巣嚢腫が痛くなったら怖いからやらない」

と苦し紛れの言い訳をして、なんとか断れたんだけど、

すぐに
「気功って知ってる?下腹にも安全!」

と来たから、もう卵巣嚢腫は使えない。

スパは彼女の飼い猫を彼女がバカンスの間世話していたから、そのお礼にと予約してくれた。

以前から彼女に
「私は猫が好きだし、あなたの役に立てる事は私の喜びだからお礼は要りません」

と言ってきたのだけれど、猫のお世話をしに行くたびに、ワインや南フランスのラベンダーや彼女の別荘があるオレロン島の塩などをくれる。

私としては少々負担だけれども、日本に帰ったらお土産をいっぱい買ってこようと割り切って、いただくことにしている。

さて、気功教室
自転車で行く

フランスには自転車専用の道路があり、ない場合は車道を走るのだが、自転車も車もすごいスピードで私にはまだハードルが高い。Catherineの後ろについて走っていると、手を指示器のようにしっかりと出して、車にはmerci!と挨拶している。久しぶりに風を感じて気持ちよかった。

教室に着くとアジア人は私1人。
先生はしっかりお腹の出た中年の男性で、ほんまに気功できるんかいなという風貌だった。

でも私のためにあまり得意ではなさそうな英語で指導してくれる。

他の体験者の1人も先生が長い説明をすると私に近寄ってきて英語で訳してくれる。みんな優しい。

とてもゆったりとした動きで、私でもついていけた。

途中、Catherineは眠くなったようで、教室中にわかるような大あくびを何回もするから、失礼ちゃうの?とひやひやしたけど、周りは気にしてなさそう。

筋肉を感じながらたっぷり1時間半。

帰り際、Catherineが「続けてみる?」と聞いてきたので、「Oui」と答える。

だって断ったら新たなスポーツを提案されるに違いない。

Catherineは速攻で2人分申し込んでいた。

これで私は毎週気功に行くことが確定した笑

その後一旦それぞれ家に帰りご飯を食べて、14時半に彼女の車でスパに行った。

スパはUriage
https://centre-thermal.uriage.com/spa/forfaits

私はスパとかエステは行ったことない。自分にお金をかけるなんて結婚式以来だったので知らなかったんだけど、有名なブランドみたい。

200年前に建てられた素敵な螺旋階段のある施設はとても優雅なものだった。

さてCatherineにどのコースが良い?と聞かれて、1番短くて安いものにして!とお願いしたんだけど、

まずは水着の上からの泥パック、全身のリンパと手と足に暖かい泥をつけられてラップされて真っ暗な部屋で15分ぐらい寝かされた。

私は体験したことがないので、これが普通なのかどうかわからないけれども、まぁ温かくて気持ちよかった。

15分ほど経つとスタッフが入ってきてシャワーで泥を落としてくれるんだけれども、スタッフはシャワーを持っているだけで、ついた泥は自分で落とす。自分で落とすんだったら自分でシャワー持ったほうがやりやすいんだけどなぁと思いながらシャワーをかけてもらい、落とし終わるとにっこり笑ってスタッフが外に出て行った。

私は次にどこかに案内されると思っていたから、自分が落とした泥の中にポツンと立たずんでしばらく待っていたけど、誰も来ない。

えー!どうなってるの?

恐る恐る、部屋から顔を出して、次はどこに行ったらいいですかと聞くと、外にあるプールやサウナに案内してくれた。

どうやらこの後は、自由に楽しむらしい。

Catherineを探すと屋内のプールサイドチェアで爆睡していた。

疲れてるんやなぁ。この後用事があると言ってたから早めに起こして早めに帰ろうと彼女を起こすと、
サウナに行こうと言われて、スチームサウナ(ハマム)に入った。心地の良い湿度と、ハーブの香りに包まれて体がしっかり温まった。

その後プールに入り、久しぶりに何周か背泳ぎで泳ぐ。

プールに浮かびながら、彼女は自分の子育てや仕事や日本の最近のニュースなど私にわかる簡単な英語で話しかけてくれる。

彼女はいつも忙しい人だ。それなのに私のためにこんなに時間を割いてくれ、楽しませようとしてくれる。

感謝すると同時に、フランス語をしなければならないと決意せざるをえなくなった。

きっと彼女は私の人生の中で忘れられない人になるし、話せるようになったら一生の友達になるに違いない。もうやるしかない。

指がふやけてシワシワになるまでプールで過ごし、なんと18時からマッサージを受けて、

帰宅したのは19時だった。

フランス人は食事もそうだけど、とにかく楽しむことにしっかり時間を使うから、何事にも5時間くらいと考えておいた方が良さそう。

疲れは取れたかは分からないけど、とにかくスペシャルな1日になった。

語学とスポーツ、やるしかないわ。


Catherineの飼い猫 サシャ(10歳メス)
彼女は上海のゴミ箱出身で、中国に赴任した時に引き取ったらしい

御礼のジュラワイン