日本の不登校中学生、フランスのJKになる

島国日本の彼女は移民大国フランスから何を学ぶのか

今世紀最後の懇談会

5月13日、昨年ノーベル平和賞を受賞した「日本原水爆被害者団体協議会」の代表である田中さんと前田さんがGrenoble市で講演会をすると連絡があった。

公式の講演会の前の11日にGrenoble市役所で、日本語補習校に通う子ども達も交えて、非公式の座談会をするから参加しないかとのことだった。

戦争体験者は高齢化で減り、まして広島で被爆を体験した方の話を直接聞けるのは、おそらく私にとって最後になる。

家族の6人中4人を原爆で亡くし、ご自身も被爆による後遺症で苦しみながら、

凄惨な被爆の現実
何世代にもわたって残る放射能の影響
「原爆病は感染るのか?」無知による差別
癌との闘い
核廃絶への熱い思い

45分にわたり、80代後半の田中さんが、後遺症で出にくい声を振り絞って話してくださった。

あまりにも壮絶な経験に、想像が追いつかない。

ましてや日本語を母国語としない子ども達はどれだけ理解できただろうと思ったけれど、

子ども達から活発に質問が出る。

「フランスは原発が多いがエネルギーに使われる核をどう思うか」

「東京の大学を卒業後、広島で新聞記者になったのは被爆のことを広めたかったからか?」

など、

しっかりと受け止めて考えている。素晴らしい!

本日、Grenoble市長からマクロン大統領に田中さんからの核廃絶を訴える手紙が届けられると聞いている。

以下、手紙の要旨
※私の記憶なので正確ではありません

マクロン閣下は原爆資料館にて「平和を守ることが最大の務めである」と献辞されました。
フランスは中立的でバランスのよい外交されています。
しかしながら最近「ヨーロッパを核の傘で覆わなくてはならない」と発言され、懸念しております。
どうかフランスがヨーロッパを核廃絶に向けて導いてください。


Grenoble市役所

正面に日本とフランスの国旗