日本の不登校中学生、フランスのJKになる

島国日本の彼女は移民大国フランスから何を学ぶのか

アフリカ移民の劇

昨夜、アフリカ移民の劇を観に行った。

困難な生活をユーモアを交えた寸劇と朗読で観客に迫ってくる。

劇場ではない小さなホールだったけれども、すごい熱量だった。

次女
「分からない言葉も多かったけど、何回か泣きそうになったわ。」

次女のクラスメイトでコンゴから来た男の子がいる。彼はアフリカ訛りのフランス語を話し、いつも教室に入ると次女にイェーイとハイタッチをしてくれるそうだ。

実際に接している彼女と私は理解の深さが違うと思う。

観客は7割位が白人で、最後はスタンディングオベーション。そして終演後もマイクが回されて活発に感想を言い合う姿を見ると、私は自分が深く理解できていないことを否が応でも感じてしまった。

それはフランス語が理解できていないだけでなく、移民についてあまりにも知識がないということだ。

人は自分が経験したり、身近ではない問題に対して想像力に限界があるなぁ。

私の横で、観客と同じところで笑い共感している次女が、とても眩しく頼もしく見えた。

〜劇の概要〜

移民にまつわるキーワードがプロローグ
その後、難民申請が通るか否かCNDA という場所での審査(3人のジャッジがいて、2人OKと言えば難民申請が通る。通らなければ、その人は国に帰らなければならない)

2つ目のシーンは、エッフェル塔の前で、フランスにたどり着いたギニア人が、国にいるお母さんにwhatsappで「フランスについたよー」というやり取りをしている場面。でも、警察がやってきて、「身分証を見せろ」と言われ、ないので連行される。。。

3つ目のシーンは、Uberの配達人が、経験を語るというもの。まず、初日にグルノーブル市でレンタルできる自転車を借りてUberの仕事を始めたものの、そのチャリを盗まれてしまった。その後、もう一人の人が、初回の配達の経験(GPSで場所がわからず、クライアントから文句を言われる)を語るというもの

4つ目のシーンは、県庁(préfecture)前。外国人たちが列を作って並んでいる。アポがない人は帰れ、とガードマンに言われ、その中でアフガニスタンの人がなかなかフランス語も通じずに追い返される。その後、二人組が滞在許可証申請に来たが、パスポートのコピーがないからと書類を受け付けてもらえない

最後は詩を朗読。内容は、ディーラーを通じて難民たちが過酷な砂漠を歩いて越え、地中海を船で渡ってやってくるときの気持ち、リスクなどを唄ったもの。 ・・・アフリカでは、「フランスに行けば金持ちになれる」と思っている人も多く(一部の成功した人のイメージで)、でも実際にはなかなか滞在許可証ももらえず、正規の仕事にもつけず、かといって国に帰れない。国の家族はお金を送ってくれることを期待していて、実際にフランスへ移住した人たちの苦労を知らなかったり という、実際の体験に基づいた内容