週3回、次女にフランス語を教えてくださっているM先生は、
元JICA職員で、アフリカ各地に住んだことがある。
もちろん、英語もフランス語も堪能で、いつも次女に豊かな経験に基づく適切なアドバイスをくださる。
現在はアフリカ系移民のためにフランス語を教えたり、移民への理解者を増やすために、アフリカの方たちと演劇をされたりしている。
大学でも教鞭を取られていたが、今はたまたま休職中で、教えていただけることになった。
ラッキー過ぎる!
いつも先生の話が聞きたくて、レッスンが終わる頃を見計らってお茶とお菓子を用意する。
「フランス人はバカンスでアフリカのセネガル🇸🇳やモロッコ🇲🇦に行ったりするんですよ〜
年中30度超えるから泳げるし、
フランス人って海好きだよね〜」
から始まり、
そのうち、私、アフリカ大陸の国、全く知らんわ、と気づいた。
アフリカの国々は汚職が酷くて、支援しても本当に困ってる人に行き渡らないらしい。
「虚しくなります」と先生。
政府が当てにならないから、欧米諸国を目指す。
元植民地だったから、言葉が分かるのも大きい。
しかし話せても、特に女性は識字率も低くく、教育を受けさせてもらえなかった人もいるから、氏名を書く練習だけで1レッスン終わってしまうこともあるらしい。
氏と名の違いすら分からない人もいて、そういう人には身分証を見せてもらい、まずは氏と名の区別から教えるそうだ。
「彼女達はわざわざ習いに来ているから、やっぱり学びたかったんだと思います。でも教育を受けられなかったってこういうことなんですよね。なかなか厳しいです」
教育、大事やなぁ。
長女がカナダで知り合ったナイジェリアのエリート青年も、自分の国には全く未練は無く、近々カナダに家族ごと移住するって言ってたな。
生きていくのが精一杯の貧しい人達だけじゃなく、ちゃんと教育を受けたエリート層も国を見限ってるのか。
なにしてねん、アフリカの政治家!
と思うけど、こうなってしまったのは欧米に搾取され続けたからかもしれないし、私の知識が無さ過ぎるので、勉強してみよう。
さて、移民が増えると治安が悪くなるのはやはり事実で、ヨーロッパ諸国では移民に対する政策が厳しくなっている。
しかしフランスの凄いところは不法移民を支援する団体がいっぱいあって、食べ物や、住むところなど、最低限の暮らしはなんとかなるところ。
そして住み続けることでウン十年越しでビザを取得できる人もいるらしい。
粘るアフリカ人も凄いけど、
支援するフランス人も凄い。
ただやはり問題も多くて、アフリカの人達の特に年配の人は戦争で支配された記憶があるから、フランスに来ても馴染もうとしなかったり、
先生曰く、フランスの食べ物は口に合わないから食べない!など、フランス文化を拒絶する気持ちもありながらの移住生活らしく、お互いの理解が深まらないらしい。
戦争はほんまにいいとこ無しやわ。
先生が参加する演劇は、そんなアフリカ系移民の方達のフランスでの生活の困りごとなどを、
ユーモアと皮肉(脚本はフランス人が書いているので皮肉は必須)を交えて理解してもらう趣旨らしい。
ユーモア、笑い、大事。
議論もいいけど、こういう理解の深め方って心に響くよね。
絶対観に行きたい!
日本で問題になってる移民の人達とも、こんな交流が出来たらいいな。
分からないから怖い、不快
ってこともきっとあるから同じ地球人同士、もういい加減、理解し合わなあかんのちゃう?
先生に教えていただいた図書館で借りた本
外国人の書いた日本が美しくて嬉しい☺️