Grenobleはバカンスになると、皆避暑地に行き閑散とする。
私たちもせっかくフランスにいるので、長期休みには旅行を計画するようになった。
今夏の行き先はマルタ共和国
次女が「ヨーロッパにしては物価が安い」と言うし、
夫もYouTube等で調べて「結構いいかも」とここに決めた。
有名な映画のロケ地にも使われていたらしい。
ヘェ〜
私は日本にいる時から旅行に興味はないので、思い入れはなく任せっぱなし
しかしフランスに長年に住んで、ヨーロッパ各地を熟知している友人達にマルタ共和国に行くと言うと〝マルタはイマイチだなぁ〟と旅行直前に言われてしまった。
しまった。よく知っている友人がいるのに、夫が予約する前に私もリサーチすればよかった!
けれどそれは胸にしまって、せっかく2人が楽しみにしているので友人に言われたことは秘密にした。
リヨン空港からマルタまでの直行便はあまりなくて、20時に自宅を出発し、23時45分発のマルタ行きに乗った。
着いたのは午前2時
こんな時間に着いちゃってどうするんだろうと旅行の計画に全く口を挟まなかった私は思っていた。
タクシーで滞在先のホテルに荷物を預けに向かう(もちろん、チェックインは出来ない)
会話は英語、右側ハンドル
着いたのはセントジュリアンという街
驚いたことに、若者たちが未明にもかかわらず大騒ぎしている!
右を見ても左を見ても若者だらけ
お酒を飲んで、男も女も水着のような格好で大変な騒ぎだった。
店も営業していて、若者がたむろっている周りはゴミだらけ
街の装飾もセンスがなく、みすぼらしい。せっかくの古い街並みに安っぽい人工物を付けてるから浮いちゃう。
私は友人のおかげで?最初から期待していなかったけれども、夫と次女はみるみる元気がなくなっていったのを感じ取れた。
でも旅行の雰囲気を壊すまいと3人で「こんな時間に着いたからこれを経験できたよね(別に経験したくないけど)」
と励まし合って喧騒を抜けるために歩く
歩いても歩いても酔っ払ってワイワイ騒ぐ若者だらけで本当にびっくりしたけど、とにかく海沿いを歩き、船付き場までに着いた。

寝てないし、癒されないし、クタクタで船が動くまで約3時間ほどベンチで時間を過ごす。
朝日が出てきた↓

目的地は世界遺産であるヴァレッタ市街
16世紀に建設された要塞都市で、マルタ騎士団のヴァレッタという騎士団長の名前が由来。第二次世界大戦では戦禍に巻き込まれ沢山の遺跡が被害を受けたが、その後復興され1980年に世界遺産に認定されたらしい。
マルタ島は当時勢力を拡大していたオスマントルコへのヨーロッパ側の防衛拠点
マルタは地中海に浮かぶ諸島で、シチリア島と北アフリカ沿岸の間にある。
ローマ人、ムーア人、マルタ騎士団、フランス人、イギリス人により支配されてきたこの国には、その一連の歴史に関する史跡が残っている。
写真で見ると雰囲気あるし素敵に見える。
夫と次女も、やっと思い描いていたマルタの景色だと喜んでいた。

海風にさらされる歴史のある遺跡を保存するのはきっと難しいんだろうけれど、石が削れているからか町中が粉っぽく、所々に見られる遺跡とそぐわない派手な装飾やハリボテの聖人の像なんかを見ると、そのままにしといた方がいいのにと思ってしまった。
街全体が遺跡なので、そこに現代の生活を入れるのはきっと難しいんだろうなぁと理解した。
砲台の跡

スーパーマーケットの床からも、遺跡が見えるようになっていた↓

徹夜の状態で何とか観光済ませ、美味しいと口コミのあったサンドイッチ屋で朝昼兼用のご飯を食べ、ホテルに着いた時はクタクタでバタンキュー


でもクーラーなしでも本当に気持ちの良い爽やかな風と目の前に広がる海!

若者の喧騒も埃っぽい街も全て帳消しにできたからよかった。
でもせっかく来た国だから魅力的なところをたくさん発見したい。
歴史を知るときっと面白くなるはずだから、ちょっと勉強して、しっかり休息しておこう。